家を建てるために払える(借りられる)予算を考えてみよう

 

家を建てる土地がないかを確認したらそれを踏まえ、家を建てるために自分が払える(借りられる)予算 を考えてみます。

自分が家づくりにどの位お金を使うことができるのかを考えていくんです。

家づくりの予算は基本的に下記に説明する自己資金。親や祖父母からの援助、住宅ローンの合計になります。

 

①自己資金

自己資金とは、自分自身ならびに配偶者で用意できるお金です。

平たく言えばあなたと配偶者の現預金のうち家づくりに使うことのできるお金のことです。(使用できる換金性の高い有価証券などもそれに含めて構いません)

これは世帯や年齢によって様々です。

若い世代はどうしても自己資金が少なくなってしまいますよね。

当座の生活費や子供の教育資金など必要な手元資金を除いて、余裕のある範囲で考えてください。

これだけ手元にあれば安心というくらいの余裕が必要です。

用意できる自己資金が多ければ多いほど、コストのかかる借入金(住宅ローン)が少なくて済みますし、住宅ローンの審査も通りやすくなります。

くれぐれも余裕を持ったところで考えて下さい。

 

②親や祖父母からの援助

自分や配偶者の親、祖父母から援助してもらうお金のことです。

私にとっては実に羨ましい話ですが、親や祖父母からの援助は税制上の優遇もあり、実際に利用している人は少なくありません。

制度の詳細はこの章の最後、家を建てる際にぜひ利用したい「直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税特例」で説明しますが、簡単に言うと自分や配偶者の父母や祖父母などの直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合、一定金額について贈与税が非課税となる制度です。

このお金もある意味自己資金に等しく、このお金が多いほどコストのかかる借入金(住宅ローン)が少なくて済みますし、住宅ローンの審査も通りやすくなります。

 

③借入金(住宅ローン)

銀行などの金融機関が取り扱う住宅購入資金のためのローンです。

住宅購入者の大半が利用していると言っても過言ではないでしょう。

住宅ローンについては「金利で差のつく住宅ローン」で詳しくご説明します。

ここでは予算的な観点でお話しします。

住宅ローンを考える場合のポイントは、「借入できる金額」と「返済できる金額」に分けて考えることです。

家を建てる予算を考えているので「借入できる金額」でいいんじゃないと思っている方、ちょっと待ってください。

住宅ローンは長い場合35年間も返済が続きます。

長い人生、何が起こるかわかりません。

私が銀行員時代、無理な住宅ローンの借入で返済ができなくなり、泣く泣く家を手放したというケースを少なからず見てきました。

ここでは「借入できる金額」ではなく「返済できる金額」で考えましょう。

住宅ローンの年間返済額は一般的に年収の25%以内が安心ラインと言われています。

それをベースに目安を考えてみます。

 

【借り入れ条件】住宅ローン金利2%、返済期間35年、年間返済額が年収に占める割合25%、元利均等、ボーナス時加算なし

上記の条件に当てはめると、年収(税込)100万円当たりの借入額は約630万円になります。

例えば年収500万円の方でしたら

500万円÷100万円×630万円=3,150万円

すなわち、年収500万円の方であれば3,150万円程度の借入が一つの目安になります。

もちろん住宅ローン金利や返済期間によって数値は変わりますので、その点はご了承ください。

 

あなたの家づくり予算の目安は

上記の①自己資金、②親や祖父母からの援助、③借入金(住宅ローン)の合計が家づくりのための予算目安になります。

例えば、年収500万円の方で自己資金が200万円用意でき、両親から350万円の援助が得られれば、

①自己資金200万円+②親や祖父母からの援助350万円+③借入金(住宅ローン)3,150万円=3,700万円

すなわち3,700万円が家づくりのための予算目安です。

注意してほしいのは家を建てる費用は土地代や建築費だけでなく、登記費用や引っ越し代、不動産取得税といった税金など様々な費用が掛かりますのでその点も考慮しておいてください。

 

なお、住宅ローンの詳細については「金利で得する住宅ローン.com」というサイトを公開していますので、こちらもよかったらのぞいて見て下さい。

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