早いもので、今年もあっという間に師走です。
今年は熊本地震に被災し、本当に大変な1年でした。
良い年を迎えるために、今年も大掃除の開始です。
我が家の大掃除はかなり本格的で、家内と二人で土日を利用してのべ5~6日かけて行います。
まずは、最初の土日を利用し、初日は寝室、ウォーキングクローゼットと1階、2階のトイレを徹底的に掃除します。
そして2日目は最大の難所キッチンです。
キッチンはオール電化で、ガスを使っていた時と比べ随分掃除は楽になりました。
IHのコンロはガスコンロに比べて油煙があまり上がらず、汚れにくいんです。
おまけにレンジフードの上部に油受けの金属板と油が溜まるポケットがあり、そこをこまめに掃除していればそんなに汚れないんです。
昨年もその部分は掃除しましたが、昨年は忙しかったので、その奥のシロッコファンまでは掃除していませんでした。
その前年も新築してそんなに時間が経っていないので大丈夫だろうとシロッコファンの掃除まではしませんでした。
さすがに新築して3年半になるので、今年はシロッコファンも掃除しようと手を付けたのですが・・・
シロッコファンとはレンジフード内にあるこのようなファンです
ちなみにこれは綺麗なシロッコファンで我が家のものではありません
レンジフードのシロッコファンが大変なことに
レンジフードのシロッコファン以外の部分は毎年掃除していました。
ですから、それなりに汚れていましたが軽傷です。
3年半放置していたシロッコファンは思った以上に重症でした。
シロッコファンを取り外そうとレンジフードの奥に手を伸ばし、中心にあるネジを外そうとしたんですが油が固まっていて外れません。
右手、左手交互に力任せにネジを回しますが一向にネジが外れないんです。
おまけに手は油だらけ。
仕方がないので軍手をはめて再度挑戦、悪戦苦闘の上やっとネジを外すことが出来ました。
そして、恐る恐るシロッコファンを外してみると・・・
予想をはるかに超える油汚れの層が羽の間にビッシリ。
IHのコンロだと舐めていました。
いくらIHコンロでも3年半も放置すれば悲惨なことになってしまうんです。
時は昼過ぎ。
家内が夕食の準備を始める夕方までにはどうにかしなければなりません。
油汚れ専用のマジックリンを使ってみる
まずは油汚れ専用のマジックリンを全体に吹きかけてみました。
油汚れ専用のマジックリンは油世後手に本当によく効きます。
みるみる油汚れが溶けていきました。
しかし、3年半も蓄積した油汚れは羽1枚1枚に数ミリの厚さで蓄積しており、油汚れ専用のマジックリンはその表面は溶かしていきますが、その分厚い全貌を溶かすには相当量のマジックリンと時間が必要だと思いました。
油汚れ専用のマジックリンは容器半分も残っていなかったんです。
そこで、作戦変更です。
重曹を使ってみる
重曹は油汚れに効果があることは知っていました。
そこで、10リットルのバケツに汚れたシロッコファンを入れ、全体が浸るまで40度のお湯を入れて、その上から重曹を振りかけました。
しばらくすると油汚れが溶け出し、1時間もすると重曹を入れたお湯は油汚れでまっ茶色になりました。
凄い効果です。
シロッコファンを引き上げてみると、かなり油汚れが落ちています。
しかし、汚れは随分取れたとはいえ、まだ結構羽の先端や内側に残っていました。
そこで、再度綺麗なお湯に取り換えて同様に重曹を振りかけます。
1時間後、重曹を入れたお湯はまたもやまっ茶色になりました。
シロッコファンを引き上げてみると、かなり汚れは落ちていましたが、まだ羽のあちこちに汚れが残っていました。
時間も夕刻近くになっており、時間的にも重曹作戦は限界と判断し、最終的に油汚れ専用のマジックリンを使うことにしました。
仕上げに油汚れ専用のマジックリンと歯ブラシを使う
重曹のお湯に2回付けこんだおかげで、あの分厚かった油汚れのほとんどは落ちていました。
残った頑固な汚れは羽の先端や、羽の内側の溝部分に残った汚れだけです。
時間的な問題もあったので、最終的に油汚れ専用のマジックリンを吹きかけて、汚れた部分を歯ブラシで擦ることにしました。
油汚れ専用のマジックリンは本当によく効きます。
残った油汚れは、歯ブラシで擦るとあっという間に取れました。
終了したのは夕方5時。
これで、家内の夕食の準備に間に合いました。
しかし、昼過ぎから取り掛かったシロッコファンの掃除に約4時間も費やしてしまったことになります。
シロッコファン掃除の反省
シロッコファンは年に1度は掃除する
IHのコンロはガスコンロに比べて油煙があまり上がらず、汚れにくいのは確かです。
しかし、キッチンは日に3度、毎日使われています。
いくら汚れにくいIHのコンロとはいえ、それだけ使えばやはり汚れるんです。
私はそれを3年半も放置していました。
毎年の大掃除でシロッコファンを掃除していれば、ここまで重傷にはならなかったはずです。
そして、掃除も楽にできたはずなんです。
これは最も反省すべきところです。
シロッコファンの掃除は寝る前にやっておく
年に1度掃除するなら、シロッコファンはそこまで汚れないはずです。
その状態でしたら重曹を溶かしたお湯に一晩浸けておくだけで、翌朝は綺麗になっているはずです。
私が気まぐれに昼過ぎから掃除してしまったために、時間と労力ばかりがかかってしまいました。
シロッコファンを掃除するなら、就寝前に付け置きしておけば随分楽ですし、日中掃除するにしても、午前中の早い時間からやっておく方が効率的です。
シロッコファン掃除の便利グッズ
つけ置き洗い専用洗剤
私も以前使ったことがあります。
シロッコファンやガスレンジの五徳など油汚れの酷いものに有効です。
これはかなり強力です。
ホームセンターやドラッグストアで購入できます。
価格は1,000~2,000円程度でしょうか。
私が今回経験したような、頑固な油汚れには強力な武器になります。
重曹
私は今回、重曹を使用しました。
重曹のメリットは何と言っても価格が安いことです。
量にもよりますが、ホームセンターやドラッグストアで100~200円で購入できます。
効果もありますし、こまめに掃除して汚れの程度が軽ければこれで充分です。
セスキ炭酸ソーダ
私は使ったことはありませんが、重曹よりも油汚れを落とすパワーがより優れているという話を聞きます。
なんと100円ショップでも売っているそうです。
次回はこれを試してみたいと思います。
アルカリ電解水クリーナー
これも使ったことはありません。
しかし、油汚れに強く、界面活性剤不使用で安全性が高い上に、無臭で二度振き要らずといいとこだらけなんです。
ですから、レンジフードのみならず、電子レンジ、冷蔵庫、トースターなど洗剤の匂いが残ると困る場所のお掃除にも適しています
これもなんと100円ショップで売っているそうです。
最近の100円ショップは凄いですね
歯ブラシ
これは使い古した歯ブラシでOKです。
シロッコファンを掃除する際、長年放置した頑固な油汚れだと、付け置きだけではどうしても汚れが取り切れない場合があります。
そんな時に活躍するのが歯ブラシです。
頑固な汚れはシロッコファンの羽の先端部分と羽の内側に残りがちです。
特に羽の内側は間隔が狭く、この間にピッタリ入るのが歯ブラシなんです。
私が今回掃除した際も歯ブラシは大活躍でした。
以上が今回の大掃除で悪戦苦闘してやっつけたシロッコファン掃除の全貌です。
来年は新兵器のセスキ炭酸ソーダやアルカリ電解水クリーナーを試してみたいと思います。