今日は平成28年(2016年)10月14日。
熊本地震の最初の震度7の前震(平成28年4月14日、21時26分発生)からはや半年が経ちました。
本当に早いものです。
熊本地震から半年ということで、テレビでは最も被害の大きかった益城町からの中継がいくつもありました。
ずいぶん落ち着いてはきましたが、周りを見渡せば屋根にブルーシートが掛かっている家がまだ多くあり、建物を取り壊した後の更地がずいぶん増えてきました。
余震も減ってきたとはいえ、その数は累計で4,000回を超え、余震のない日は滅多にありません。
さすがに震度4以上の余震は少なくなりましたが、震度1~3の余震はいまだ続いています。
気象庁のデータによると熊本地震のマグニチュード3.5以上の地震は平成28年(2016年)10月11日現在で326回を数え、平成16年(2004年)新潟県中越地震や平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震をはるかに上回るペースで発生しています。
また先週の8日未明に阿蘇山が36年ぶりに爆発的噴火を起こしました。
熊本県内では被災者の仮設住宅への入居が進んで避難所で生活する住民は200人余りとなり、被災者の生活再建や公共交通網の整備など、復興に向けた動きが本格化する中、阿蘇山で爆発的噴火が発生したんです。
秋の観光シーズンを迎え、人気スポットの阿蘇地域には観光客が戻り始めていただけに、観光などに影響が懸念されます。
今年は熊本にとって本当に辛い1年になりました。
今年も残すところ2か月半。
故郷が復興し、本当に元気な元の姿を取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうです。
来年は熊本にとっていい年になることを願ってやみません。