家を建てるきっかけ

家を建てるきっかけは人それぞれだと思います。

しかし、人生で一番高い買い物だと言われる家を建てる場合はそれなりのきっかけ、動機、タイミングがあるはずです。

私の周りをみると、子供が大きくなってアパートが手狭になったとか子供の学校を考えてとか子供さんの成長にあわせて家を構えるケースが多かったように思います。

もちろん一戸建てだけでなくマンションを購入する人も多いですね。

私は就職してから長年集合住宅の社宅に住んでいました。

一戸建ての家で育ったせいか、隣や上の階の音が気になる集合住宅はどうも苦手で家を構えるなら一戸建てと決めていました

私が家を建てるきっかけをお話しします。

 

私は九州のとある都市で生まれました。

長男で下に弟と妹がいます。

子供のころから将来親の面倒は長男である自分が見るものだとという漠然とした気持ちを持って育ちました。

ですから大学卒業後、地元の銀行に就職しました。

弟は東京で就職し、妹は嫁に行き、私が地元に残ったわけです。

しかし、おかしなもので地元で就職したにもかかわらず、勤務地は東京での勤務が長く、そのほか他県での勤務であったりと地元での勤務はわずか数年でした。

ですから各地で社宅住まいを余儀なくされていたのです。

40代後半になり、やっと地元に帰ることができました。

地元以外の勤務地を転々としていたため、当然住宅を購入する機会もなく、地元に戻ってからも地元の社宅に住むことになりました。

しかし、会社のルールで社宅に住むことができるのは50歳まで。

さあ、本格的に家を買わなきゃとなったのがきっかけです。

 

地元の銀行に就職したにもかかわらず、まさか地元以外を転々とする生活を若い時は想像していませんでした。

ですから東京勤務をしていた30歳の時、当時独身にもかかわらず実家の隣の土地を購入していました。

たまたま実家のお隣さんが別の土地に転居するということで、買わないかと打診があったのです。

まあそのうち地元に帰ることだし、実家の横なら両親も喜んでくれるだろうということで購入したのです。

しかし現実はその20年後に家を建てることになります。

30歳の時、そんなことは全く想像していませんでした。

 

私の場合、実家の隣に古い建物付きの土地を購入していたので、家を建てる際の土地選びという問題はありませんでした。

ですから、その土地にいつ家を建てるかが問題だったのです。

私が家を建てたきっかけは地元に帰ることができたこと、社宅を出なければならなかったこと、その2点です。

50歳を前にしてやっと家を建てるタイミングが訪れたのです。