注文住宅建築の間取り

最初に家の間取りから決めていきました。

間取りが決まらなければ先に進みませんからね。

建築業者を探している間もH設計室とは打合せを続けており、正式に建築依頼をした7月頭の頃には間取りの設計はほぼできていました。

注文住宅ですので建築の間取りは自由です。

繰り返しになりますが私の家に対する当初の要望は次の3つでした。

・とにかく日当たりのいい家にしたい

・広いリビングが欲しい

・義父との同居を考え1階に独立した部屋が欲しい

 

H設計室に正式にお願いすることになったので、まずは間取りを詳細に詰めていくことになります。

私の3つの要望に応える間取りの設計は次のようなものでした。

 

とにかく日当たりのいい家にしたい

私の土地は北東の角地で面積は50坪、地形はほぼ正方形です。

土地の南側には2階建ての大きな家があります。

そこで日当たりを充分確保する設計として家を北側いっぱいに建て、家の南東に大きな吹き抜けを造り、2階部分に相当する吹き抜けの南側と東側に窓を設置し光を落とし込むというものでした。

夏と冬の太陽の角度を計算し、お隣の大きな2階建ての影響を勘案しても充分な採光が取れる設計です。

 

広いリビングが欲しい

1階は義父のための独立した部屋をリビングに隣接した南西側に飛び出した形で造り、リビングはキッチンと合せて約20畳の広さを確保できました。

ですから1階はバス、トイレ、脱衣所兼洗面所以外はリビングと義父のための独立した部屋だけという設計です。

 

義父との同居を考え1階に独立した部屋が欲しい

リビングに隣接した南西側に飛び出した形で6畳の和室を造り、ドア1枚ですが独立した部屋が確保できました。

 

以上に加えて2階は吹き抜けの隣に約6畳のフリースペース、7畳の寝室とその横に3畳のウォークインクローゼットという設計でした。

 

 

1階の間取りを見直す

当時の設計はトイレが東側の玄関近くに配置されていましたが義父の部屋から離れており、足の悪い義父にとっては負担が大きいことから義父の部屋の近くに変更を依頼しました。

それから元々トイレの予定だった場所は納戸に変更してもらいました。

 

2階のベランダを見直す

ここは家内と大きくもめたところでした。

2階はもともと小さなベランダが予定されていました。

しかし、設計図と外観のイラストを見ると義父のために用意した南西側に飛び出した1階6畳の和室の上が屋根になっています。

ここにバルコニーはできないものかと考えました。

設計事務所に相談すると問題なくできるとのこと。

但し、予算が40万円程度アップするとのことでした。

家内は当初設計の小さなベランダで充分だと言います。

しかし、私は広いバルコニーでビールを飲んでいる自分を妄想していました。

倹約家の家内と夢見る私の攻防が続きましたが、家内が折れてくれて1階の和室の上に6畳のバルコニーを造ることにしました。

この選択は今思えば大正解でした。

現在私は自宅の2階で仕事をしていますが、このバルコニーが私の喫煙場所となり憩いの場所でもあるのです。

1日中パソコンに向かって仕事をしている私にとって、このバルコニーで一服は至福の時間です。

6畳と広いので開放感もありますし、家内も洗濯物を干すのに重宝しています。

そういえばビールはまだ飲んでなかったなー。

 

 

それ以外の間取りについてはこれまでの打合せでほぼ固まっていたので、間取りの見直しは上記のところぐらいでその他大きな変更はありませんでした。

注文住宅で間取りを決める際は、家についての要望をハウスメーカー、工務店に率直にぶつけたほうがいいと思います。

相手はプロですから施主の希望にあった設計をしてくれるはずです。

私の最大の要望は日当たりのいい家でしたから、その点を充分配慮した設計、間取りになっていました。

間取りはこれで決定です。

 

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