地震による家の中の被害

熊本県は地震に対する意識は低かったと思います。

関東や東海地方の方の意識に比べたら、本当に恥ずかしいレベルです。

そのくらい地震が来るなんて考えていなかったんです。

ですから、家の中の家具や家電についても地震による転倒防止などを行っている家庭は少なかったはずです。

このページでは熊本地震で発生した家の中の被害について説明します。

 

 

食器棚の転倒

家具の転倒で圧倒的に多かったのが食器棚の転倒です。

我が家の食器棚は転倒を免れましたが、50㎝以上前に飛び出していました。

地震対策用のストッパーがついていたにも関わらず、家内が扉を開けていたので食器類が飛び出して多数割れてしまいました。

近所の方に聞いても食器棚の転倒は多かったですね。

食器棚はキッチンの背後に設置する場合が多いので、ほとんどの家庭は食器棚がシンクにもたれかかる形で倒れたそうです。

食器を収納する上部が観音開きの食器棚は食器が全てダメになっています。

また、食器棚の前面扉がガラスになっているものが多く、そのガラスが割れ食器棚自体がダメになってしまうケースも多かったですね。

私の隣の実家は食器棚は転倒しませんでしたが、食器棚が木製の観音開きのタイプでしたので、中の食器の大半が飛び出しダメになりました。

食器棚自体がその上部に食器を収納するタイプが多いので、重心が高くなり転倒するケースが多かったのだと思います。

食器棚の地震による転倒を防ぐ道具として、天井に突っ張る転倒防止のつっぱり棒をされていたお宅では、食器棚は倒れなかったんですが、そのつっぱり棒で天井に穴が開いてしまったそうです。

 

本棚の転倒

本棚の転倒も多かったです。

我が家も1回目の地震では、本が飛び出しただけで本棚は転倒しませんでしたが、2回目の本震ではさすがに転倒しました。

本棚はそれ自体に奥行きがあまりありませんので、床面との設置面積が少なく転倒したケースが多かったのでしょう。

食器棚同様、前面にガラスの扉がついている本棚はガラスが割れダメになってしまったものが多いです。

我が家の本棚は前面に何もありませんので、大きな損傷はありませんでした。

 

テレビの転倒

テレビが転倒して、液晶テレビの場合は画面にヒビが入ってダメになったケースも多いです。

震災ゴミの中にテレビが多かったのにはビックリしました。

下の写真のように大量のテレビが捨てられていました。

 

テレビは購入時、転倒防止用のベルトが付いています。

しかし、私もそうですが使用している人は少なかったんでしょうね。

我が家の55インチの液晶テレビは、テレビ台ごと大きく動きましたが、幸い転倒は免れました。

結構高価だったので、これがダメになると涙目になったところでした。

実家のテレビは父の寝室の液晶テレビが寝ていた父の上に転倒しましたが、幸い布団の上に転倒し、父もテレビも無事でした。

妹の家の液晶テレビは転倒し画面が割れてダメになりました。

とにかくテレビの転倒は多かったようです。

 

壁、壁紙(クロス)の亀裂

3年前、私とほぼ同じ時期に新築した友人宅も同様ですが、壁紙(クロス)のいたるところに亀裂が入りました。

その下の壁に亀裂が入ったわけではないのですが、地震で建物が大きく揺れた際に引っ張られて裂けたものだと思われます。

特に壁紙(クロス)の継ぎ目部分が避けたようになっています。

築3年程度の比較的新しい家であれば、壁紙(クロス)の亀裂程度で済みましたが、古い家では壁事態にヒビが入っているケースが多いです。

特に漆喰の壁などはヒビが入ったり、割れて落ちているところがあります。

 

壁に穴が開く

これは地震により、家具が大きく移動したことで壁にぶつかり、そのせいで壁に穴が開いたものです。

上述のように、食器棚や本棚はじめ様々な家具が転倒しています。

その角が壁を直撃し、壁に穴が開いてしまったんです。

我が家では私の仕事机の角が壁に穴を開けてしまいました。

 

壁掛け時計の落下

多くの壁掛け時計も震災ゴミにありました。

我が家は壁掛け時計の留め金にかなり深く入るフックを使っていましたので、壁掛け時計は落ちずに済みました。

しかし、単純に釘やネジ釘で壁掛け時計を留めていたお宅の時計はかなり落ちてしまったようです。

震災ゴミとして捨てられていた時計の全てが、本震の発生した午前1時25分を指して止まっているのは本当に不気味でした。

近所に捨てられていた壁掛け時計です

本震の発生した午前1時25分を指したまま止まっています

 

床のキズ

これはどこのお宅も同様です。

食器、テレビ、時計などが落ち、多くの家具が床に倒れたのですから床はキズだらけになりました。

我が家のフローリングもあちこちキズが付いてしまいました。

3年前に家を建ててから、床などにはできるだけキズを付けないようにと頑張ってきましたが、地震には勝てません。

正直悲しく、残念ですが、家を失い大変な思いをされていらっしゃる方々のことを思えば、そんなことは言っていられません。

今回の地震で床にキズの付かなかった家は皆無だと思います。

 

給湯器、エアコン室外機の転倒

最後にこれは家の中ではありませんが、屋外にある給湯器やエアコンの室外機が転倒するケースの少なくありませんでした。

転倒した給湯器については古いタイプのものが多く、給湯器自体というよりも基礎となる土台に問題があったのではないでしょうか。

また、エアコンの室外機は足許に架台の付けてない室外機は倒れていたケースが多かったようです。

我が家がエアコンの室外機に架台を付けていましたので、転倒はありませんでしたが、ずいぶん位置が動いていました。

あの重いエアコンの室外機が動くこと自体が驚きです。

隣の実家は、2階の3部屋にそれぞれエアコンがあり、室外機をベランダに設置していますが、架台のない室外機は転倒していました。

また、近所を見渡すと2階のエアコンの室外機を1階部分の屋根に設置しているお宅も多いのですが、こちらは多くの室外機が架台ごとずれていましたが、屋根から落下しているようなお宅はありませんでした。

 

なお、熊本地震を経験して地震への備えと対策をまとめた「地震への備えと対策.com」を公開していますのでよかったらこちらも覗いて見て下さい。

< 前のページ     次のページ >