熊本地震から1か月半が過ぎ、余震はまだ続いているものの随分落ち着きを取り戻してきました。
もうすぐ九州は本格的な梅雨の季節に入ります。
ひとつ困ったことに気づきました。
ベランダの内側のサイディングにコケが生えてきたんです。
実は昨年の梅雨の時期も同じようにベランダの内側にサイディングにコケがつきました。
昨年は梅雨明け後にベランダにホースを引っ張って、タワシでこすれば簡単に落ちました。
今回も同じようにタワシでこすれば簡単に取れるんでしょう。
しかし、毎年コケが生えるのはちょっと考えものです。
根本的な原因と対策を考えることにしました。
ネットで検索するとあるわあるわ、同じ悩みを持った方が大勢いることが分かりました。
そのポイントをご紹介します。
ベランダの内側のアルミ枠の下にコケが生えてきました
アップにするとこんな感じです
サイディングなどの外壁にコケがつく(コケが生える)原因
コケの正体
敵を知るにはその正体を知らなければなりません。
そもそも一口で簡単に「コケ」って呼んでいますが、奴らは一体何者なのでしょうか?
調べてみると、植物っぽいコケですが菌類と藻類で胞子を飛ばして繁殖するようです。
確かに、ベランダの横に樹を植えたんですが、根元の周りの土が随分コケむしています。
おそらく、このコケがベランダに胞子を飛ばして、日の当たらない内側のところに取ついたんでしょう。
樹の横にカーポートもありますが、その下のコンクリートの一部にもコケがついています。
おそらく、ベランダのサイディングに取ついたコケの原因は、樹の根元に生えているコケが根本の原因ではないかと考えました。
環境や地域性の問題
その他の可能性も考えてみました。
コケは胞子などが壁に引っ付いて繁殖するのが原因です。
都会ではコケはつきにくいそうで、田舎や自然の多い地域ではコケがつきやすいとのこと。
川や山、それ以外に緑がある環境が近いとコケが壁に発生しやすいという情報もありました。
我が家は都会ではありませんが、田舎でもありません。
山や川に近いわけでもありませんが、緑がある環境が近いというのはあります。
周りをよく見渡してみると、ベランダ側のお隣が鉄筋コンクリート造りの古い平屋の貸家なんです。
ご商売をされている方が仕事場として利用されており、はっきり言って庭は草が生え放題と手入れがされてないんです。
おまけに鉄筋コンクリート造りの建物の壁にはかなりコケがついているんです。
ココも怪しいなと思いました。
コケが生える場所
コケの胞子を飛ばしている原因は我が家をもしくはお隣さんの可能性があることはわかりました。
しかし、現状サイディングの外壁でコケが生えているのは、ベランダの内側だけなんです。
なぜここにだけコケがつくのでしょうか?
ネットで調べてみると日当たりの悪い北側の壁にコケがついているといったケースが多いみたいです。
我が家の北側の壁にはコケはついていません。
コケは水分や胞子などの栄養分があれば成長します。
そのため、家の日光が当たらない場所で水分さえあればいつの間にかコケが発生するんです。
確かにベランダは南側にありますが、コケが生えているのはその内側。
そして、コケが生えている内側の壁の下には、ベランダに降った雨を逃がす排水の溝があり、雨の降った後でもそこに結構水が溜まっているんです。
さらに、壁がでこぼこしているのもコケが発生しやすい条件で、壁の溝になっている部分に胞子が付くことでコケが発生するということもわかりました。
我が家の壁のサイディングの溝はそこまで深くはありませんが、飾りと通風を兼ねてベランダの壁に四角のアルミ製の穴が複数あり、そのアルミ部分が壁に対して結構でこぼこしており、実際コケはそのアルミ部分を起点に広がっています。
まさにコケの胞子がとりつきやすい所です。
まとめると日当たりが悪く、湿気があり、壁にでこぼこがあるところということで、コケが生えるにはうってつけの場所であることがわかりました。
コケの原因である胞子を飛ばす親のコケ、そしてその胞子が取りついて繁殖しやすい環境、その2つが分かれば今後の対策を考えればよいわけです。
コケを掃除する方法
今後の対策を考える前に、サイディングの外壁に生えたコケを取らなければなりません。
コケを掃除する方法もいろいろあるようです。
水で洗い流す
最も簡単な方法です。
私も昨年はこの方法でコケを掃除しました。
やり方はホースで水を流しながらタワシで擦るといういたってシンプルな方法です。
あまりゴシゴシやるとサイディングを痛めそうだったので、全体的にはナイロンの垢すりで水をかけながら掃除し、サイディングのつなぎ目部分は柔らかめのタワシや歯ブラシで優しく掃除しました。
これで充分きれいになりました。
幸いコケが生えたのが、ベランダの内側で手の届く範囲でしたのでこの方法で充分でしたが、コケの生えている場所が2階の壁だったりすると、長い棒にタワシやブラシを付けて、場合によっては脚立なんかも必要になるかもしれません。
しかし、水洗いだけでコケは充分掃除できます。
高圧洗浄機を使う
この方法もよくネットに載っていました。
「高圧洗浄機」とはノズルから高圧力の水を出すことで汚れを勢いよく落としていく装置のことで、ホームセンターなどでも家庭用が1万円前後にて販売されています。
価格によって水圧とホースの長さに違いがあり、水圧が高いほど汚れを落とす力が強くなります。
水圧は「吐出圧力」という単位で表示されており、これが「7Mpa」以上あれば問題ありません。
高圧洗浄機は昔からドイツのケルヒャーというメーカーが有名でしたが、最近はアイリスオーヤマなんかも取り扱ってますよね。
家の外壁だけでなく、洗車や窓ガラス、網戸、ブロック塀、外のコンクリートやタイル床の掃除に便利で、私も昔から欲しいなと思っていましたが、まだ購入はしていません。
これならタワシやブラシを使うことなく、水だけで簡単にコケの掃除ができます。
ホースが長ければ建物の2階などのたかいところでも簡単に掃除できます。
自分で使ったことはないので詳しいことは書けませんが、通常の水洗いの比べて格段に綺麗になるであろうことは容易に想像できます。
専用のクリーナー(薬剤)を使う
この方法もよくネットに載っていました。
実は今回、私はこれを試そうと思っているんです。
壁に着いたコケの情報をネットで調べてみると、専用のクリーナー(薬剤)を使ってコケの掃除をしたという人も多いんです。
調べてみると、いろんなクリーナー(薬剤)があるみたいです。
その中で気になったのが、ニュージーランドの 30SECONDS Ltd.社製のクリーナー(薬剤)です。
販売されているのは主に2種類あり、即効性のある「アウトドアクリーナー」と、持続性があり洗浄が不要の「ワンステップクリーナー」というものです。
このクリーナー(薬剤)を使っている方の記事は結構多く、その感想やレビューについても調べてみました。
調べてみると結構よさそうなんです。
そこで今回はニュージーランドの 30SECONDS Ltd.社製のクリーナー(薬剤)を使うことに決めました。
問題は即効性のある「アウトドアクリーナー」と、持続性があり洗浄が不要の「ワンステップクリーナー」のどちらにするかです。
ネットではどちらの記事もありました。
即効性のある「アウトドアクリーナー」はコケに吹きかけるとあっという間にコケが消えていくそうです。
但し、その後水洗いが必要で、水洗いをすることから薬効は長続きはしないようです。
一方の持続性があり洗浄が不要の「ワンステップクリーナー」はコケに吹きかけてもすぐには白くなりませんが、半日ほどでほぼ白くなり、その後は時間とともに白さが増して行くようです。
吹きかけ後も水で洗浄する必要はありませんし、コケの付着を防止する効果が持続するとのことです。
迷わず、持続性があり洗浄が不要の「ワンステップクリーナー」に決めました。
即効性よりも持続性が重要だと思ったからです。
善は急げとばかりに、近所の大手ホームセンターに商品を取り扱っているか電話で尋ねてみました。
すると担当者曰く、その商品の取り扱いはなくほかのコケ取りの薬剤はいくつもあるとのこと、さらにその商品は問い合わせが多く取り扱いを検討しているとのことでした。
なければ仕方ないとネット通販で購入することにしました。
ネットで見てみると「ワンステップクリーナー」も2種類あって、そのまま使えるスプレー式の1リットルタイプと薬剤のみの5倍濃縮液の2リットルタイプです。
前者は1,400円前後、後者は3,000円前後で販売されています。
薬剤のみの5倍濃縮液の2リットルタイプは価格がスプレー式の1リットルタイプの倍ですが、2リットルの5倍濃縮液を希釈すれば10リットル使えますので、今後のことも考えて薬剤のみの5倍濃縮液の2リットルタイプを購入することにしました。
スプレーは百均でペットボトル用の霧吹きスプレーを買ってペットボトルを使えば充分です。
ワンステップクリーナーの5倍濃縮液の2リットルタイプに絞って探してみたら、送料無料の税込2,894円で購入することができました。
そして昨日、ワンステップクリーナーの5倍濃縮液の2リットルタイプが届きました。
こちらが届いた商品です
早速試してみるかと思ったんですが、この記事を書いている本日は2016年6月3日、当地九州はおそらくあと1週間程度で梅雨入りです。
せっかくなんで梅雨が明けてから試して、効果とその持続性を確認することにしました。
その結果を受けて今後のコケ対策を検討しようと思います。
結果については後日さらに詳しくご報告することにします。