一戸建て木造注文住宅のベタ基礎工事

最初は一戸建て木造注文住宅のベタ基礎工事です。

地盤調査の結果、幸い地盤改良に必要がなかったのでそのままベタ基礎工事に入ります。

地盤改良が必要な場合は地盤改良後、ベタ基礎工事に入ります。

昔の一戸建て木造注文住宅では、1階の壁の下だけに基礎を配置する布基礎が主流でしたが、現在は基礎の立上りだけでなく、 底板一面が鉄筋コンクリートになっているベタ基礎が主流です。

住宅の荷重を底板全体で受け止め、面で支えます。

また、地面をコンクリートで覆うので地面から上がってくる湿気を防ぎ、シロアリの侵入も防ぎます。

ここからは一戸建て木造注文住宅のベタ基礎工事の手順についてご説明します。

着工前はただの更地で地縄だけが残った状態です。

 

更地の状態です

 

 

採掘・砕石敷き

小型のショベルカー(ユンボ)で溝のようなものを掘って行きます。

すると家の土台のところだけが浮き出るような形に残りました。

その土台にはいくつかの大きな穴が開けられています。

家の土台のまわりに掘った溝に砕石を敷きます。

なんだか古墳の発掘現場が出来上がったみたいです

 

溝を掘っています

 

古墳の発掘現場みたいになりました

 

防湿フィルム敷き込み

出来上がった家の土台(まだ土の状態)の上に防湿フィルムを敷き込みます。

防湿フィルムとは建物の床下の地盤面からの水蒸気の発生を防ぎ、床組の乾燥状態を確保するために地面に敷き込まれるシートです。

また、外壁内に室内の湿った空気が浸入するのを防ぎ、内部結露を防止する防湿材として外壁内に用いられるものなども指します。

ポリエチレンフィルムなどが用いられています。

たしか「劇的ビフォーアフター」でよく出てくるやつです。

こんなビニールみたいなので大丈夫かなと思いつつも、大丈夫なんでしょうね。

 

防湿フィルムが敷かれました

 

捨てコンクリート打設

捨てコンクリートとはコンクリートの基礎や土間を作る際、その下に前処理として打つコンクリートをいいます。

通常厚さは5~15cm程度で基礎の底面を滑らかにしたり、基礎の中心や型枠の目印にしたりするためのもので、構造的な機能はありません。

「捨て」とか「捨てコン」と呼ばれています。

防湿シートを敷き込んだ家の土台のまわりの溝に捨てコンクリートが打設されました。

まだまだですが、なんだかそれっぽくなってきました。

 

防湿シートのまわりに捨てコンクリートが打設されました

 

基礎配筋

我が家の基礎はベタ基礎です。

ベタ基礎とは底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎です。

ですから基礎配筋はベタ基礎のコンクリートを打設するための配筋になります。

先ず家の土台のまわりを取り囲む壁のようにタテに配筋していきます。

今度はその内側を網の目のように水平に配筋していきます。

基礎づくりの最初、採掘のの段階でいくつかの大きな穴が掘られていました。

防湿フィルムもその穴に沿って敷きこまれていました。

配筋もその部分だけ違うんです。

この穴は人道口や換気口という換気や床下点検のために人がもぐって行けるような穴を造るためのもので、その穴のまわりには補強の意味で余分に鉄筋を入れなければならないのです。

いろいろ意味があるんだなと感心しきりです。

基礎配筋が終わるとますます工事現場っぽくなってきました。

 

基礎配筋が終わりました  なんだか現場っぽくなってます

 

防蟻処理

基礎配筋のあとに防蟻処理が行われました。

細かい作業はわかりませんが、こんな早い段階で防蟻処理されるとは思いませんでした。

白アリがコンクリートを食べるのかなと不思議に思いながらも、細やかな作業に感激です。

 

配筋検査

配筋検査とは鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことです。

日本住宅保証検査機構(JIO)というところが配筋検査を行いました。

基礎配筋の検査まであるとは驚きです。

家づくりって本当に手間がかかるんだなと思いました。

検査はもちろん合格です。

 

配筋検査の様子です

 

ベースコンクリート打設

さあ、いよいよ仕上げのベタ基礎となるベースコンクリートの打設です。

コンクリートミキサー車とクレーン車の登場です。

コンクリートミキサー車が運んできたコンクリートをクレーン車が大きな容器で受け、それを基礎配筋の上に流し込んでいきます。

流し込まれたコンクリートは職人さんたちが手で均していきます。

実際現場には立ち会っていませんが、写真で見る限り相当な量のコンクリートです。

出来上がりはコンクリートのプールのようです。

コンクリートの上からわずかな鉄筋と排水の塩ビパイプが顔をのぞかせています。

 

ベースコンクリート打設作業です

 

作業が終わるとまるでコンクリートのプールのようです

 

立ち上がりコンクリ―ト打設

立ち上がりコンクリートとは、家の土台を支える部分のコンクリートです。

ベタ基礎のベースコンクリートの上に型枠を配し、その型枠にコンクリートを流し込みます。

型枠を外すと家の間取りに沿った立ち上がりコンクリートが出来上がりです。

立ち上がりコンクリートの上には何本かの長さの異なるボルトのようなものが顔を出しています。

この上に家の土台が組まれます。

 

立ち上がりコンクリート用の型枠が組まれました

 

立ち上がりコンクリートが完成です

 

以上で一戸建て木造注文住宅のベタ基礎工事は終了です。

ベタ基礎工事が終了したのは平成24年12月26日。

正月を挟んでコンクリートが固まるまでは養生期間です。

年明けから一戸建て木造注文住宅の大工工事が始まります。

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