これは私のミスによる人災です。
インクジェットプリンターのインクをカートリッジに補充していた時です。
床を汚さないようにと大量の新聞紙を机や床に敷いて作業していました。(ここまではよかったんです)
インクを充填したカートリッジをインクジェットプリンターに装着しようとした時、カートリッジからインクがボタボタっと漏れてしまったんです。
作業スペースの周りは新聞紙を敷いていましたがインクジェットプリンターの手前までは新聞紙を敷いてなかったんです。
洩れたインクは床を直撃、床の木はあっという間にインクを吸い込み瞬く間にシミが広がってしまいました。
これまた悪いことにインクの色はシアン(赤系のインク)で、床に赤い大きなシミができてしまいました。
私はビックリ、大慌て。
とりあえずティッシュでインクを拭き取りましたが、真っ赤なシミは床にクッキリ残っています。
さてどうしたものかと、解決方法をインターネットで探します。
調べるといろんな方法が出てきます。
その中で比較的簡単そうな方法を早速試してみました。
それは、インクの広がった床板の上に塩を置き、その上にジュクジュクに濡らしたティッシュペーパーを置いてインクをティッシュペーハーに吸い込ませるといった方法です。
その作業を繰り返して床にしみ込んだインクを抜くんです。
浸透圧の原理だななんて思いながら、とにかくやってみようと台所から塩を持ってきて試してみます。
濡れたティッシュペーパーが少し赤くなっているので確かにインクは抜けているようです。
しかし、床にはまだ赤く大きなシミが残っています。
この作業を根気よく2日続けてみました。
なんということでしょう、赤いシミは見事に抜けました。
作業回数は数十回、塩も300グラムくらい使ったかもしれません。
たったこれだけのことですが、なんという満足感、「俺はやったぞー」と叫びたいくらいの気持ちでした。
それ以降、インクジェットプリンターのインクをカートリッジに補充する際は細心の注意を払っています。
しかし、この床のシミ抜きの成功体験が後日思わぬ失敗につながってしまいます。