引越し費用を抑える業者探しと準備

家を建てる際には必ず引越しが伴います。

引越しもいくつかのパターンがあると思います。

例えば、同じ土地に家を建て替える場合は近所に仮住まいをするケースが多いでしょうから、近距離の引越しになるでしょう。

その場合の新居への引越しは仮住まいに引越した時と逆のパターンになります。

近距離とはいえ所帯の家財道具は結構な量ですから、引越し業者を頼まれたケースもあると思いますし、自力でされるケースもあるでしょう。

もう一つのパターンはアパートや社宅といった借家から新居に引越すケースです。

この場合は比較的距離のある引越しになるケースも多く、引越し業者を頼むケースが大半だと思います。

私はまさにこのパターンで引越し業者にお願いして引越しをしました。

この引越し費用、結構バカにならないんです。

私は転勤族でしたので、これまで嫌というほど引越しをしてきました。

学生時代は引越し屋でアルバイトの経験もあります。

この章では費用を抑えるお得な引越しや引越し準備などのノウハウについてご説明します。

 

 

方法

引越しを安く上げるには自力で引越しすることです。

しかし正直それは無理です。

なぜなら、冷蔵庫や大型テレビや洗濯機などの大型家電、タンス、ダイニングテーブルなどの大型家具の搬出、搬送は素人には限界があるからです。

ですから引越し業者の力を借りることになります。

ここでは引越し業者に支払う費用を安くする方法についてご説明します。

 

引越しの時期を選ぶ

引越しはその時期によってビックリするくらい値段が違います。

例えば会社の人事異動が多い3月や12月、その他ゴールデンウィークや年末年始、お盆の時期などは引越し料金が高いんです。

人事異動など時期を選ばない引越しと違って、新居に引越す場合は多少時期をずらしても大きな問題がありません。

引越し業者も閑散期や閑散日は料金がとても安いんです。

ですから引越しの日にちは料金の安い日を選んで柔軟に対応すると随分お得です。

 

複数の引越し業者から相見積もりを取る

引越しの業者は結構数が多いんです。

配送の赤帽も引越しを請け負っています。

お住まいの地域によって対応できる業者も異なりますので、インターネットで確認すると簡単で便利です。

インターネットでは引越し一括見積りのようなサービスもあり、現在お住まいの地域と引越し先を入力するだけで複数の業者を見つけることができます。

私もインターネットの一括見積りを使って業者を探しました。

インターネットの引越し一括見積りは以下のようなものがあります。

正式な見積もりは実際引越し荷物の状況を確認の上算出されます。

私の場合は5社見積もりをお願いしました。

料金の算定方法は引越し先までの距離、荷物の状況や必要なダンボール箱数、その運搬に必要なトラックの大きさや台数などで決まるようです。

引越し業者が引越し元の自宅にやってきて、実際の荷物を確認し見積金額を算出します。

20~30分程度家の中を見てまわり、なにやらチェックシートのようなものに記入しています。

そして見積もりを出してくれるのです。

私は自分で運べる荷物は前もって運んでおくので、一番安くできる見積もりでお願いしますと伝えました。

そうすることでトラックの台数が減ったり、トラックの大きさが小さくなったりでさらに安くなるんです。

さらに、料金が最も安い日で見積もりを依頼します。

見積もりを依頼した5社は金額にかなりバラつきがありました。

最安値と最高値では2倍近い開きがありました。

最安値はアート引越センターでした。

劇的ビフォーアフターで丁寧な仕事ぶりを見ていましたし、最安値ということでアート引越センターにお願いすることにしました。

複数の業者から相見積もりを取るだけで随分安くなったもんです。

 

運べる荷物は自分で運ぶ

これは引越し元と引越し先が比較的近い場合に有効です。

私の場合は引越し元の社宅から引越し先の新居まで車で30分弱の距離でした。

冷蔵庫や大型テレビや洗濯機などの大型家電、タンス、ダイニングテーブルなどの大型家具は引越し業者にお任せします。

そのほかダンボール箱50箱までは最低料金で大丈夫とのことでしたので本や食器といった重い荷物も引越し業者にお願いします。

しかし、ダンボール箱50箱では荷物はとても収まりきれません。

収まりきれない荷物は自分たちで運びます。

近所のスーパーから大量のダンボール箱をもらい、衣類などの軽いものは引越し業者の引越し前にすべて自分たちで運びました。

時間のある時は私一人で自家用車(ホンダのフィット)の後部座席を倒して荷物を運びました。

また1日は軽トラックを借り、弟に手伝いを依頼して荷物を運びました。

これだけで随分荷物を運ぶことができました。

 

引越し準備のノウハウ

不要なものは思い切って処分する

新居に引越す際、不用品が大量に出てきます。

とりあえず新居に運んでそれから処分する方法もありますが、前もって処分した方が引越す際は明らかに楽です。

その中で壊れて使えないものはゴミとして廃棄しますが、そうでないものはリサイクルショップなどに引き取ってもらうと便利です。

私の場合はパソコンラックやレンジ台などを引き取ってもらいました。

それも持ち込みではなく引き取りに来てくれるのです。

わずかですがお金になりますし、まだ充分使えるものが無駄にならず一石二鳥です。

我が家は書籍が大量にありましたので、不要な本はブックオフに持ち込みました。

こちらも3,000円程度ですが換金することができました。

これだけでも随分荷物が減るものです。

 

重い物からダンボール箱に詰める

重い荷物は引越し業者にお任せしますので、業者から頂いた段ボール箱に詰めていきます。

たいていの引越し業者は大、中、小のダンボール箱をくれますので、重い荷物は小のダンボールを使います。

重い荷物の代表は本、CD、食器の類です。

これらは小のダンボールに詰めてもかなりの重量になります。

それから少し軽いものを中のダンボール、さらに軽いものを大のダンボールに詰めていきます。

 

荷物置き場を確保する

荷物を詰めた段ボール箱をかためておく置き場所を確保します。

空き部屋があれば一番理想的ですが、ない場合はリビングの角を利用します。

重い荷物から段ボール箱に詰めていけば、その箱を土台にしてその上に軽い荷物を積み上げていきます。

軽い荷物でしたらかなり上まで積み上げても大丈夫です。

逆に重い荷物を上に積み上げてしまうと、下のダンボール箱がつぶれてしまいます。

荷物置き場にダンボール箱をまとめることで、作業が効率的に進みます。

 

台車を準備する

自分である程度荷物を運ぶ場合、引越し元がエレベーターのあるマンションなどの高層階でしたら台車はマストアイテムです。

台車があればダンボール箱を一気に運ぶことができ効率的です。

台車は普段使いませんので借りられれば一番いいのですが、そうでない場合はリサイクルショップなどで購入しても良いでしょう。

引越しを依頼した業者なら貸してくれるかもしれません。

仮に数千円してもそれだけ利用価値があります。(使い終わった台車は再びリサイクルショップに引き取ってもらえばいいでしょう)

私の場合は引越し元がマンションの5階でした。

台車が無ければとても自分で荷物を運ぶなんてできませんでした。

エレベーターがあって助かりましたが、エレベーターが無ければとても自分で荷物を運ぶことは厳しかったと思います。

 

引越しも工夫次第で経費削減ができます。

しかし、引越し業者の手を借りなければ素人だけではとても無理です。

引越し業者を上手に使って、賢い引越しを検討されてはいかがでしょうか。