熊本地震から1年が経ちました

早いもので、平成28年(2016年)4月に震度7の揺れを2回も記録した熊本地震から1年が経ちました。

本当にあっという間でした。

そして、熊本人にとっては本当に辛い1年でした。

震災後に続いた余震の数もずいぶん減りましたが、熊本地震から1年を迎えようとしている4月の中旬にかけて震度2程度の余震が頻発しました。

熊本地震はまだ続いているんです。

最初に震度7を記録したマグニチュード6.5の前震は平成28年(2016年)4月14日、21時26分に発生しました。

再び震度7を記録したマグニチュード7.3の本震はその28時間後、(2016年)平成28年4月16日、1時25分に発生しました。

阪神・淡路大震災や東日本大震災であれば、最初に発生した最も大きな地震が本震にあたり、その日付も1995年(平成7年)1月17日、2011年(平成23年)3月11日とはっきりしているのですが、熊本地震の場合は前震と本震という震度7の地震が2度も発生したため、熊本地震の日というのが今一つ不明確です。

報道では4月14日を「震度7を記録した熊本地震の前震から1年」、4月16日を「震度7を記録した熊本地震の本震から1年」といった形で報じていましたし、熊本県内の各自治体もそれぞれ追悼式を行っていました。

本震から丸1年が経った2017年(平成29年)4月15日現在までに発生した熊本地震発生以降の地震回数は実に4,298回に及びます。

 

地震の回数

熊本地震発生以降の地震回数 平成29年(2017年)4月15日現在

震度7 2回
震度6 5回
震度5 17回
震度4 117回
震度3 410回
震度2 1,168回
震度1 2,579回
合計 4,298回

震災直後の地震回数

 

4月15日 224回
4月16日 1,223回
4月17日 365回
4月18日 224回

 

本震の発生した(2016年)平成28年4月16日は実に1日で1,223回もの地震が発生しました。

単純計算するとその数は1時間に約51回、1分10秒毎に地震が発生したことになります。

実に恐ろしい数字です。

当日の事を思い返せば(思い出したくはありませんが)、震度4程度の地震には驚かなくなっていました。

最近発生する余震で震度3の余震であれば結構ドキッとします。

そのくらい震災直後は感覚がマヒしていたんでしょうね。

 

熊本県内の被災状況(平成29年(2017年)4月15日現在)

死亡者 222人 震災直接死       50人
震災関連死       167人
大雨による二次災害死  5人
負傷者 2,682人  
建物被害 住宅190,310棟  
仮設住宅 4,303戸  
水道 断水 約450世帯  

阪神・淡路大震災や東日本大震災と比較すれば死傷者の数は多くないように見えます。

阪神・淡路大震災は早朝に発生したことによる火災、東日本大震災は津波発生によって犠牲者が多く出ました。

熊本地震は不幸中の幸いにも、前震が21時26分、本震が1時25分と火災の発生しにくい時間帯で起こったことや津波の発生がなかったことで阪神・淡路大震災や東日本大震災のような死傷者が出なかったと思われます。

しかし、地震の規模は大きく、地震発生の時間によっては更なる人的被害が発生したものだと思われます。

実際、家内や母が利用していた近所の鉄筋コンクリート造り3階建てのスーパーは本震で倒壊してしまい、もし地震が昼間に起こっていたらと思うと背筋の凍る思いがします。

 

倒壊後の近所のスーパーです

 

建物被害は住宅190,310棟となっていますが、これは全壊や半壊、一部損壊といった建物の数で、私の家や隣にある実家は含まれていません。

私の家は被災時、築3年でしたので耐震構造はしっかりしていましたが、それでも家中のあちこちで壁のクロスにヒビが入ったり、建具が開かなくなったりの不具合が出ました。

築25年を過ぎた隣の実家に至っては、屋根瓦が落ち、室内の壁や外壁にヒビが入り、浴室のタイルもはげ落ちたにもかかわらず、躯体自体には問題がないということで、被害建物には含まれないのです。

ですから、建物被害は住宅190,310棟といっても、実質的にはもっと多くの住宅が被害にあっているんです。

熊本地震で被害のなかった住宅はほとんどないのではないでしょうか。

ちなみに、建物被害に数えられていない隣の実家ですが、震災後のリフォームに500万円以上もかかりました。

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