これも私のミスによる人災です。
1階のリビングは冬場、エアコンと石油ファンヒーターを併用しています。
春になり、そろそろ暖かくなったのでファンヒーターを片付けようとファンヒーターを動かしたところ、ファンヒーターをを置いていた床の一部が油性マジックで書いたように真っ黒な線が付いていました。
それは長さ7cm、幅5mmくらいでまさに太いマジックで線を引いたようです。
なぜこんなことになったのか原因は今でもわかりません。
とても目立つので何とかしてくれと家内は言います。
そこで思いついたのが、前のページでご説明した塩でインク染みを向いた方法でした。
何の汚れかわかりませんでしたが、同じ方法で何とかなるだろうと考えたんです。
成功体験って恐ろしいですよね。
前回同様、その汚れの上に塩を置き、その上にジュクジュクに濡らしたティッシュペーパーを置いてみました。
しかし、今回は変化がありません。
そこで、置いた塩の上からティッシュペーパでこすってみました。
すると、汚れが若干取れたような感じになりました。
ふたたび塩を置き、濡れたティッシュペーパーでこすってみました。
たしかに、少しずつ薄くなっていきます。
これはいいぞと、その作業を根気よく続けました。
すると見事に汚れは落ちたんです。
めでたしめでたし、そこまではよかったんです。
翌日、家内が床の色が抜けてると大騒ぎ。
見るとたしかに、私が塩でこすった部分の床板が白くすすけています。
我が家の床板は天然木のサクラの木で、それに天然塗料のユーロというワックスで仕上げています。
それで全体的に赤みを帯びた床に仕上がっていたのですが、私が昨日塩でこすり続けた部分は真っ白になっていました。
家内はなんてことしてくれたんだといった目で私を見つめます。
そこで原因を自分なりに考えてみました。
・床の汚れはおそらく塩で研磨することによって取れたんだろう。
・しかし、作業しているときは全く色抜けは無かった。
・その時は床板は濡れていた。
・乾いたことによって色抜けとなった。
・ということは、天然塗料のユーロが抜けたに違いない。
私の勝手な推理でしたが、この推理は当たっていました。
後日、設計事務所に天然塗料のユーロを分けてもらい、色の抜けた床に塗ってみたところ見事まわりの床の色と同調しました。
これでひと安心です。
やりすぎは何でもよくありませんね。