棟上げ後の上棟式

着工が当初予定よりも遅くなり、平成24年末の予定だった上棟式は年が明けて平成25年1月14日に執り行いました。

当日はあいにくの雨で、組みあがった屋根や柱をブルーシートで被い、その内側に紅白の幕を掛け、その中で上棟式が行われました。

地鎮祭と異なり、こちらで準備するのは会食用の弁当とご祝儀くらいです。

このご祝儀については最後まで随分悩みました。

 

上棟式とは(Wikipediaより引用)

上棟式(じょうとうしき)とは、日本で建物の新築の際に行われる祭祀である。

棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)ともいう。

上棟式には神道様式や仏教様式がある。

竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われる。

式の方法や次第には神社の祭祀のような規定はなく、地域による差異もある。

屋上に祭壇を設けそこで祭祀を行うものや、祭壇のみ屋上に設けて祭祀は地上で行うもの、祭壇も祭祀も地上のものの区別もある。

神社本庁では「諸祭式要鋼」で上棟式の基準を示している。

それによれば、祭神は屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)、屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)、手置帆負命(たおきほおいのみこと)、彦狭知命(ひこさしりのみこと)および当地の産土神である。

まず、他の祭祀と同様に修祓・降神・献饌・祝詞奏上が行われる。

次に、上棟式特有の儀礼として、曳綱の儀(棟木を曳き上げる)、槌打の儀(棟木を棟に打ちつける)、 散餅銭の儀(餅や銭貨を撒く)が行われる。最後に、他の祭祀と同様に拝礼・撤饌・昇神・直会(なおらい)が行われる。

建前、棟上とは普請を生業にする職人がいる地域では、棟梁(大工)が中心になり大工の作成した番付表(組み立て手順書の様な物)を見て鳶職が軸組みの組み立てを行い一番高い棟木を設置する一連の作業を指す。

その最後の作業からその後の儀式を上棟式、棟上式という。

鉄筋コンクリート造のビルの場合でも、主要な構造ができあがった時期に行われることがある。

日本以外にも韓国、台湾、香港、マカオにも上棟式をする儀式やお払いがある。

 

 

我が家の上棟式

上棟の儀式

我が家の実際の上棟(建て方)は平成25年1月11日に行われ、その直後の休日である1月14日に上棟式を行ったわけです。

参加者は施主側が私たち夫婦と母の3人、大工さん2人、設計事務所から社長以下5人の総勢10人です。

上棟式は正式には地鎮祭同様神職により執り行うものなのですが、我が家の場合神職の役目を設計事務所の社長が執り行いました。

上棟式の祭壇は本来2階の屋根に設けるのが習わしらしいのですが、さすがにそれでは危険なので2階に設置されました。

ただし、2階といってもまだ階段はありませんのでハシゴで全員2階に登ります。

用意された祭壇は2段あって、上段の中央に幣串(へいぐし)というものを飾ります

幣串は家の守り神だそうで、上棟式の後、屋根の小屋裏に供えられます。

幣串の前に我が家の設計図が置かれていました。

幣串の左隣に棟札(むなふだ)と呼ばれる施主、施工会社、棟梁の名前が書かれた木のお札が置かれます。

この棟札も上棟式の後、棟木に取り付けます。

幣串の右隣には塩と米を盛った皿が置かれました。

祭壇の上段は以上です。

祭壇の下段は中央に大工さんが使うハンマー(トンカチ)が置かれました。

その左隣に酒、右隣には祝詞が書かれた紙が置かれていました。

祭壇の飾りは以上です。

神職の役目の設計会社の社長が祝詞奏上を行います。

慣れているだけあってさすがに上手です。

その後塩や米や酒をまき上棟の儀式は終了です。

祭壇です 

上段左から棟札(むなふだ)、幣串(へいぐし)と我が家の設計図、塩と米

下段左から酒、ハンマー(トンカチ)、祝詞が書かれた紙

 

設計事務所の社長が神主の役を勤めます 上手です

 

上棟式での会食

上棟の儀式が終われば再びハシゴで1階に下りて、床に敷いたブルーシートの上で会食です。

会食には2,000円の仕出し弁当を用意しました。

会食に先立ち施主の私、設計事務所の社長、大工の棟梁の順で挨拶をしました。

ブルーシートに囲まれているとはいえ外は1月、結構寒かったので豚汁も大量に用意しておきました。

現場には電気がきていたので、ポータブルのIHコンロを用意しそれに豚汁の鍋をかけてあつあつを振る舞いました。

寒い中での会食でしたのでこれは大変好評でした。

車の運転をされない方にはお酒も用意しました。

和気あいあいのうちに会食もおわり、我が家の上棟式も無事終了です。

会食の様子です

 

上棟式のご祝儀

上棟式で最も気になるのが関係者へのご祝儀です。

インターネットなどで調べても書いてあることはまちまちで良くわかりません。

そこで、この件を我が家を担当している設計事務所の常務に相談しました。

すると「うちの場合は一切不要です」、さらに、「建築中の大工ほか作業員に対してもお茶やお菓子などの心遣いも一切不要ですから」と仰るんです。

確かに建築中の心遣いは一切不要という話は以前から聞いていましたが、上棟式については聞いていませんでした。

相談したのがまずかったかなーと悩みつつ、大工さんにはお酒、その他関係者には菓子折りを渡すことにしました。

今さら言っても遅いんですがやはり現金で渡すべきだったかなと今でも考えることがあります。

自分が大工さんの立場だったら、やっぱり現金のご祝儀は嬉しいと思うんです。

この件については正直答えがわかりません。

 

最近では上棟式を行わないケースも多いようです。

本来上棟式は大工さんたちへの感謝の気持ちを表す意味で行われるものだと思います。

実際、大工さんと会食したのはこれが最初で最後になりました。

いろいろ悩みながらも自分たちのおもてなしは尽くしたつもりです。

大工さんも真摯に仕事をして頂いたと心から感謝しています。

セレモニーって本当に難しいですね。

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